今の時代、合鍵を作るなんてことは古臭い?

私の実家は山梨県にあり、周囲を緑に囲まれた自然豊かな土地柄が特徴です。都会に比べれば舗装されている道路も割りに少なく、春は「つくし」を近くの山で採ってきてお料理したり、秋は落ち葉で焼き芋などをしながら、ゆったりした時間を家族や近所の人と過ごしたりします。

私は大学に通う事になったため、一時的に実家を離れて東京で一人暮らしをしていますが、盆暮れ正月などに実家に帰ると「やっぱりここが自分の故郷なんだなぁ」と感じてしまいます。
大学の知り合いなどからは、「田舎と都会じゃ、結構色んなことが違うんじゃない?」とよく言われますが、実は私はこの両者の共通点を一つ見つけているのです。
それは「鍵のあり方」なのですが、私の実家のある地域はそもそもあまり自宅を施錠すると言うこと自体が少なくてあまり鍵を使いません。当然、「合鍵」なんてものもほとんど作られることが無いのです。

また、東京の賃貸マンションを見てみると、私が下宿しているところはセキュリティが強化された「ICカードキー」で施錠するようになっています。防犯の観点から、こちらもあまりカードキーの複製=「合鍵」を作る事はないのです。
地域の持つ防犯の方向性は真逆なのに、「合鍵を作る事はあまりない」という面白い共通点が田舎と都会にはあるのではないかと私は感じています。もしかしたらですが、今の時代、合鍵を作るなんてことは古臭いのかもしれませんね。